仮面座談会 Season2 Vol.3

インタビュー

院生の恋愛について、実際に恋愛中の院生4名にお話しいただいている仮面座談会。3回目となる今回は、ずばり、交際費についての話題です。

バイトする時間も少なく、学費は支払わなければならない。TAやRAの口があったとしても、それほど大きな金額にはなりません。
では、恋愛に関する交際費はどうなっているのでしょうか?

材料・物質さん(女性) 博士課程1年
人文科学修士さん(女性) 修士課程2年
経済さん(女性) 修士課程1年
人文社会科学博士さん(男性) 博士課程3年
(人文社会科学博士さんは社会人になったばかり)

アカリク司会(女性) 生命科学系博士号取得者

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交際費はどのくらいかけていますか?

アカリク:院生の時代はお金がないので、交際費に使えるお金も限られますよね。その中で、どうやって交際費を捻出・工夫するか。今回はこのシビアな問題について伺いたいです。 まず、みなさんのお付き合いの仕方と交際費を差し支えない範囲で教えてください。

経済さん:交際費は月に2万円前後でしょうか?週1回ぐらい、外食したり飲みに行ったりしていて、そのぐらいかかっているように思いますね。支払いは彼が6、私が4ぐらいの割合かな。

人文社会科学博士さん:私の場合もやはり、月2万円ぐらいかな?私は千葉と東京にそれぞれ住んでいるので、交通費は結構かかりますね。 彼女は社会人なので、私が彼女の家に行って夜、家でご飯を作って飲んで、ということが多いですね。材料費と酒代をそれぞれが出し合ってトントンになるという感じかな。 たまに美術館に行ったり、映画を見に行ったりもしますが、6年つきあっているとやることもなくなってきますね(笑)

材料・物質さん:私の場合は遠距離恋愛なので、交通費が一番かかります。新幹線で往復2万6千円です。高速バスを使えれば交通費をもっと安く抑えることができるのですが、研究に忙しくてどうしても新幹線利用になってしまいます。

経済さん:彼は、お金を出してくれるんですか?

材料・物質さん:いつも、出してくれても私は受け取らないですね。でもこの間はじめて受け取りました。なんか、いやですね。お金じゃなくて切符をくれればいいんですけど(笑)

人文科学修士さん:私は、向こうが地方から会いに来てくれるだけでもういいって感じです。結構お金がかかるので、半分ぐらい返します。

アカリク:遠距離は何よりも交通費が大変ですよね。私自身、院生の時代に少し離れたところに住んでいたのですが、彼に会いに行くと、お金をくれるんです。でも受け取りたくないんですよね。「何となくお金を出さなきゃいけない義務で出しているのかな…」と思ってしまって。結局、もらったお金を貯め続けて、別れる際に全部返しました。相手には「そういうところが、お前のダメなところだ」って言われましたけど(笑)

材料・物質さん:分かります、分かります!

アカリク:周囲は、遠くの彼に会いにいっているというと、「交通費も出してくれないなんて愛情がないんじゃないの?」なんて言うんですが、違うんです。自分が出してもらいたくないんですよね。そういう気持ちを分かってほしいです。 話は変わりますが、クリスマスなどの季節のイベントや、誕生日のプレゼントは恋人同士だと重要ですよね。みなさんどうしていますか?

人文社会科学博士さん:そうそう、イベントなんですよね、お金がかかるのは。普段の交際費は先ほどお伝えした程度ですが、やはりクリスマスと誕生日にさらにお金がかかります。私と彼女は二人とも1月が誕生日なんです。 クリスマスはそれなりにプレゼントを渡しますし、1月もお互い贈りあうので、日頃お金をかけずに交際しても、12月24日から1月の誕生日のためにお金を貯めておくという感じですね。イベントでどーん!!と出す使い方です。

アカリク:どのようなプレゼントを贈りあうんですか?

人文社会科学博士さん:クリスマスは前もって値段を決めておいて、「5000円ぐらいでサプライズのものを用意しようね」と言っていますが、結局お互い1万円ぐらいのものを買ったり、買わなかったりという感じです。 誕生日は前もって、欲しいものをリクエストし合います。向こうの方が先に誕生日なので、たとえば「あのバッグが欲しい」と3万円ぐらいのバッグをリクエストされて、それを贈ると、私の誕生日に同じぐらいの値段のバッグが来るというようなやりかたですね。この期間はお金かかります!

材料・物質さん:私はプレゼントでムッとしたことがありましたね。向こうから「手帳が欲しい」とリクエストされたので、向こうは社会人1年目だし、がんばって2万円近い手帳を贈ったんですよ。ところが、私の誕生日にくれたものは、マグカップとコースター!どう考えても2000円以内だろうと思ったらちょっとショックでした(笑)

人文科学修士さん:私たちはプレゼントにお金をかけないですね。そもそも私自身、物欲がさほどないんです。ですから、例えば向こうがクリエイターなので、作品をぽんとくれたりするので、それで満足しています。だから、私もお金は掛けないでいいかなと。

アカリク:さすが、クリエイターが彼氏だと違いますね! ちなみに私の体験談ですが、値段の格差が起こらないように、同じものを贈りあうようなやり方をしていました。同じ店で、向こうが財布が欲しいなら私も財布、時計なら時計と、お互いの欲しいものをだいたい同じ値段で選んで贈りあうやり方で格差を防いでいました(笑)

男性はお金の話にナーバス?

経済さん:私の彼はポスドクで、大学で教えたりなどある程度の収入はあるんですが、一度社会人になってから大学に戻ってきたので、同じ年の人と比べると収入は少ないだろうと思います。私はそのことについて何とも思っていないんですが、彼は気にしているのかもしれません。たまに酔うと「就職したら俺よりいい男がいるかもしれないな」と言ったりして、お金のことをもしかしたら引け目に思っているのかな?と思うこともあります。酔っているだけかもしれないですが…。

人文社会科学博士さん:分かります!男性である私は、ずっとお金のことを引け目に思っていました。私の社会人の彼女も、院生がお金がないのはもう分かっているので「気にしなくていいよ」と言ってくれるんですが、自分の方がそう思えないんです。例えば、「旅行に行こう」なんて自分からは言えないですよ。時間もないですし、何よりお金がなくて、1泊ちょっとどこかに行くぐらいはできても、3泊以上となると、向こうはお金があるのが分かっていても、自分にお金がないので行こうなんて言えませんしね。

人文科学修士さん:私は彼がクリエイターなので、もう社会人ではありますが、毎月定額のお給料があるわけではありません。でも私はもう就職も決まっているので、「私が稼げばいいや」と思っているんです。

一同:おおー。さすがですね。

人文社会科学博士さん:どうも僕はそういうところが素直になれなくて、お金を持ってくるのはやっぱり男、という概念に縛られてしまうところがありますね。 彼女自身は全く気にしていないのに、自分が勝手に引け目を感じてしまう。お金はないが、プライドもある。それに、「お金を出してもいいよ」って言ってもらうことに甘えてしまったらどこまでも甘えそうな気もして、だから「甘えてはいけない!」と自分に言い聞かせているところもあります。

経済さん:男性の側にはそういう気持ち、どこかにあるんでしょうね。でも私は本当にそのことについては何とも思っていないんですよ。だって、本気でいやだったらとっくに別の人とお付き合いしているはずです(笑)

アカリク:皆さんのお話を伺っていると、これからは、「女性が稼いで男性が研究」というパターンも増えてくるかもしれないですね。

今回の話にも出ましたが、交際相手が社会人だった場合、院生という立場をどれだけ理解してもらえるかは、院生の恋愛にとって重要な場面だと思います。 忙しさや、研究への思いを相手はどう思っているのか。次回はそのあたりの温度差やギャップについて伺います。

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