【院卒社員の皆様:株式会社テラバイト】研究者としての自分の強みを活かして新しいジャンルの仕事にチャレンジできる

院卒社員インタビュー:株式会社テラバイト アイキャッチ画像インタビュー

採用担当の宮本さんと、アカリクのサービスご利用がきっかけで入社された堀口さん、河合さん、生野さんの3人にお話を伺いました。

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研究で仕事も充実 院生・ポスドクのための就活サイト

これまでの研究キャリアを活かして新たな分野にチャレンジ

―――簡単に自己紹介をお願いします。

入社5年目の堀口さん

堀口さん:2017年入社で、入社5年目です。耐震解析や衝撃解析を専門とするエンジニアとして、シミュレーションによる設計支援を行っています。業務ではソフトウェアサポートや受託解析などを担当しています。

生野さん:私は入社3年目です。構造と耐震の受託解析やソフトウェアサポート、お客様のご要望に応じたソフトウェアの改修などを行っています。

河合さん:入社5年目です。ソフトウェアによる構造解析や電磁界解析の業務を担当しています。博士課程では物性物理の実験をしていました。

―――アカリクを知った(利用した)きっかけは何ですか?

入社5年目の河合さん

堀口さん:「アカデミックな就職を支援しているサイトがある」とネット検索で見つけ、合同説明会に参加しました。

河合さん:大学院生向けに研究職への就職支援に特化しているサイトがある、と大学院の先輩から紹介してもらいました。

生野さん:大学院の知り合いからアカリクを利用してはどうかと勧められて、アカリクエージェントに登録しました。

―――この会社を選んだ理由を教えてください。

堀口さん:最初にアカリクで会社紹介を読んだときは何をしている会社なのか、正直分かりませんでしたが、HP等を見て徐々に理解して興味を持つようになりました。新卒の給与体系が学部卒、修士卒、博士卒で細かく分かれているのを見て、学術的素養を大切にする会社だろうという印象を持ったことと、博士論文の執筆を控えていたので、4月に採用を決めてくれたことも決め手でした。

河合さん:構造解析、流体解析、電磁界解析、筋骨格解析等それぞれの分野に特化した会社はありますが、テラバイトはこれらを総合的に扱っている点が独特で興味を持ちました。またソフト販売だけでなく受託解析やコンサルティングに力を入れている点に魅力を感じました。

入社3年目の生野さん

就活時はデータ分析関係の会社からも内定をもらいましたが、データ分析よりも物理シミュレーションの方が面白そうでしたのでテラバイトに決めました。

生野さん:もともと構造の数値シミュレーションが専門だったので、今までの知見がそのまま活かせる業務内容だったことが理由です。就活を始めた時期が遅かったのですが、面接から内定までスピーディに対応してもらえたことも選んだ決め手です。4月の入社まで内定者インターンも経験させてもらいました。

―――みなさん入社後の活躍はいかがですか?

宮本さん:みなさん技術力がとても高くて、堀口さんは社内ではすでにリーダーとして活躍しています。河合さん、生野さんも当社の新しい分野で活躍してくれています。特に、新しいことに挑戦しようとするときに、即戦力として頼もしいですね。

理論的な思考をベースとして持ち、勉強できる人材を希望

―――御社では、どんな学生をもとめていますか?

取締役の宮本さん

宮本さん:CAEはコンピューターを使用して理論的に行う仕事なので、理論に強い人材が望ましいと考えています。実際に、社員の6〜7割くらいが物理系の出身者です。ただ、仕事の内容は工学系で、入社してから勉強してもらわなくてはなりません。理論的な思考がしっかり身についていることを前提に、入社後は幅広い業務の知識を積極的に身につけていけるような勉強ができる人を求めています。

2022年卒採用から営業職も募集していますが、営業職に求めるのは専門性とコミュニケーション力です。CAEは経営にも関わる大きなプロジェクトになることもあるので、経営的なアドバイスができる力も最終的には必要になるからです。技術に対する知識は必要ですが、必ずしも理系である必要はありません。

―――大学院生の採用に力を入れている理由を教えてください。

宮本さん:CAE解析はどの事業分類にもあてはまりにくいニッチなビジネスだからです。専門性が高い技術職は、会社や仕事との相性が非常に重要ですが、まだ卒業研究にも取り組んでおらず、専門性が定まっていない学部3年生では、そのマッチングがなかなか見えません。ですから、卒論や学位論文を経験していて自分の得意分野をよく分かっている大学院生の採用に力を入れています。大学院生は、自分で課題を見つけて、考えて、行動することが身についている、自走できる人材なのも採用のメリットだと思います。

入社後は新しい経験の連続に新鮮な驚きと喜びを発見

―――就活時の経験で思い出に残っていることはありますか?

堀口さん:テラバイトには2回面接で訪問しましたが、当時はCAEという業界をまったく知らなかったので、取締役などから丁寧に説明してもらいました。創業以来「世界遺産をめぐる社員旅行」を伝統にしていて、毎年海外へ行っているというのも魅力的に映りましたね。

河合さん:テラバイトの面接では私の大学院の研究について深く掘り下げて質問してもらったのを覚えています。私の研究はナノメートルサイズの材料物性でしたので、現状のテラバイトで扱う分野との結びつきは強くありませんが、面接前に提出した私の論文(英文)をわざわざ読んで質問してくれました。それだけ私の研究に対する姿勢のようなものを見ようとしてくれており、技術力を重視する会社なのだと感じました。

―――入社してから印象に残っていることはありますか?

堀口さん:大学院では素粒子物理学を専攻しており、目に見えない事象のシミュレーションを行っていました。これに対し、テラバイトの実案件では、地震の応答など目に見える事象のシミュレーションを扱うので実感がわいて面白いなと思いました。研究とビジネスとでは、時間的な制約の有無が大きな違いです。仕事では、限られた時間の中で成果を出さなければならないので、優先順位を決め、無理なことは無理とはっきり伝えるよう心がけています。こうしたことも社会人として大事なスキルだと思います。

河合さん:会社の雰囲気という観点で言えば、テラバイトの技術者は20代~30代前半の社員の比率が高いので、一緒に仕事するメンバーは若い人が多いです。博士卒で入社しましたが年の近い人が多いので社員旅行や各種イベント等も楽しいです。

仕事の面で言えば色々な分野の解析ソフトにさわれます。午前中に車の衝突時解析をしたら午後はモーターの電磁界解析をしている、といった具合です。これだけ色々なソフトにさわれる会社はなかなか無いと思います。

生野さん:大学でも受託解析に似た経験はしていましたが、実案件ではより多くの手法や評価項目について検討する必要があり驚きました。研究は1つのテーマを掘り下げていくものですが、ビジネスでは広い知識が求められます。報告書を作成する際も、論文作成とは異なる観点から計算結果を取りまとめる必要があり、新しい経験でした。

どんなタイミングでの就活でも諦めず、自分の強みを見極める

―――アカリクのサービスを使って良かったのはどんな点ですか?

堀口さん:会社の絞り込みが早かった点が良かったです。自分の得意分野に絞って登録していたので、この会社とこの会社とここ、というように応募すべき会社をすぐに選択することができました。研究と就活の同時並行だったので、効率的な就活ができてありがたかったです。自分の得意分野を絞って登録していたので、マッチングする企業が検索しやすかったのも利点でした。他の就活サイトも見ましたが、興味がある企業はアカリクに掲載されていた企業が多かったと思います。

河合さん:私の場合アカリクの担当者の方に色々と会社を紹介していただきました。博士過程の就活に不安を感じていましたが、私一人に何時間も費やして面談してもらったり、私の興味のある分野の合同説明会を紹介してくれたりと手厚くサポートしてくれました。担当者の方が紹介してくれた説明会で今の会社を知りました。感謝しています。

生野さん:就活に際して幾つか条件を出していたのですが、エージェントの方がそれらの条件に合う会社をリスト化してくださったので、効率的に就活を進めることができたと思います。

―――大学院生が就職活動を成功させる秘訣を教えてください。

堀口さん:自分の強みを可視化しておくと良いと思います。私は大学の就活支援センターで、大学院5年間の自分の年表を作るように言われました。いつどんな論文を発表して、どういう実験をして、どんなスキルを得たかという年表を作ると、自分の強みに気づくことがあります。たとえば、私の場合は、国内外から400人くらいのメンバーが集まる実験グループに参加していて英語を当たり前のように使っていたのですが、これも強みになると気づき、プロフィールシートに記載しておきました。

河合さん:自分が面接する会社のことをできる限り知っておくことだと思います。自己分析等に加え、他の会社と比べてその会社の特色や強みを把握しておくことは重要です。ホームページで見られる情報を比較するだけでも有効だと思います。面接でその知識を上手くアピールできれば高く評価してもらえるはずです。

生野さん:私のように就活時期が遅くても、諦めずに就活してほしいと思います。私も自分がやってきたことを理解してくれる会社、これまでの研究を評価してくれると思える会社に巡り合えましたから、チャンスは必ずあります。

宮本さん:エントリーシートは、形式にこだわらず、自由に個性を発揮して作ってください。パターン化されたシートでないほうが、人となりがよくわかりますから。

―――今後の採用方法と学生へのメッセージをお願いします。

宮本さん:3年ほど前から採用はアカリクのみで行っています。年々良い人材に出会える確率が高くなってきているので、このままアカリク中心の採用活動を続ける予定です。就活のタイミングは人それぞれですから、採用のタイミングを失わないよう、通年採用にしています。

アカリクに登録している学生は、非常に研究熱心な人が多いという印象です。現状は男性が多い職場ですが、根気が求められる私たちのような仕事は、男性だけでなく女性も非常に向いていると思います。経験を積めば積むほど知見を深めることができ、着実にキャリアにつなげることができる分野です。興味のある方は、ぜひご応募ください。

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