理系学生必見!おすすめの職業一覧・仕事内容を徹底解説

理系学生必見!おすすめの職業一覧・仕事内容を徹底解説アカリクコラム

就活を控えた大学院生・理系学生の中には、自分のキャリアに漠然とした不安を抱えている人もいるでしょう。

大学院生・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年以上にわたって続けているアカリクが出会ってきた理系学生の中にも、「理系におすすめの職業は?」「理系の職業は仕事内容がきつい?」「高収入の仕事が知りたい」といった悩みをもつ方は多くいます。

しかし、研究や授業に時間をとられ、なかなか気になっていることについて調べられないのが実情ですよね。

そこで今回は、研究や学業で忙しい大学院生・理系学生に向けて、おすすめの職業や仕事内容を徹底解説します。

まずは職業の特徴や仕事内容をしっかり理解しましょう。自分に合った職業や企業を見つけるのが就活の第一歩です。

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【適正チェック】理系学生の職業の選び方

理系学生の職業の選び方

大学院生・理系学生は専門性の高い研究をしているため、豊富な知識をもっています。また、理系ならではの論理思考が身についているのが強みです。

ここでは、理系の強みを活かした職業の選び方を5つのポイントに絞って紹介します。

論理的思考力が発揮できる仕事か

「論理的思考を発揮できる仕事」は大学院生・理系学生が活躍しやすい職業です。理系学生は、研究を通して論理的思考を自然に身についけています

論理的思考はすぐに身につけられるものではなく、社会人にとっても非常に重宝されるスキルです。そのため、就活の際にアピールできるスキルと言えるでしょう。専門分野に関する職業はもちろん、コンサルティングや企画・マーケティングといった、論理的思考を必要とする職業にも就職できます。

23卒の大学院生・理系学生を対象にした「アカリク」のアンケート(2022年7月実施)では、スキルの中でも論理的思考力を活かしたいと考える学生が最も多いです。どのような企業を目指していいかわからない場合、論理的思考力を活かせる企業なら活躍が期待できます。

どのような専門性やスキルを仕事に活かしたいか
アンケート調査の概要
  • 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生165名(学士5.4%、修士75.3%、博士19.3%)
  • 調査期間:2022年7月8日~7月15日

自分の専門性を活かせる仕事か

大学院生や理系学生は、専門性の高い知識やスキルをもっています。学生時代に学んできた自分の専門性を活かせるかという点も、職業選びで重要な基準です。

例えば、建築や機械、化学といった専門的な製品を研究・開発している企業であれば、各分野の専門知識やスキルをもつ理系学生を優遇します。専門分野に直接関係がない業界でも、分析のスキルや論理的思考力があれば、製品の分析をする部門への就職が可能です。

また、「アカリク」のアンケート調査結果(2022年7月実施)では、半数以上の学生が専門性と仕事内容の結びつきを重視しています。実際、入社後に活躍するためにも自分の専門性を活かせる仕事かどうかは重要です。

仕事内容と自分が持つスキルや知識の専門性が結びつくことは重要か
アンケート調査の概要
  • 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生165名(学士5.4%、修士75.3%、博士19.3%)
  • 調査期間:2022年7月8日~7月15日

ものづくりや開発ができる仕事か

理系学生の中には「ものづくりや開発ができる仕事」を希望する方も多くいます。就職を希望する企業に、ものづくりに関われる職種があるか、ロールモデルとなる先輩がいるかを確認しましょう。

ものを作るというと工学部のイメージをもつと思いますが、基礎的な理論を研究する理学部や、専門性の高い薬学部など、さまざまな学部の知識や経験が必要とされます。ものづくりや開発することに興味があれば、開発部門や研究職への応募がおすすめです。

また、「アカリク」のアンケート調査結果(2022年7月実施)では、民間企業に就職する場合に研究開発職を志望する学生が最も多くなっています。

民間就職を検討する際に志望していた職種は?
アンケート調査の概要
  • 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生165名(学士5.4%、修士75.3%、博士19.3%)
  • 調査期間:2022年7月8日~7月15日

データや数値などの分析ができる仕事か

理系学生は分野に関係なく、日々の勉強や研究を通じてデータや数値の分析をしています。「データや数値の分析ができる」という理系学生に共通する強みを活かせる職業は、就職後に活躍しやすいでしょう。

研究や開発といった職種はもちろん、コンサルティングやマーケティングにも活かせるスキルのため、理系以外の職種に就職する場合にも活用できます。

英語や資格など自分の強みを活かせる仕事か

理系学生の中には、英語で論文を読み書きしたり、専門的な内容の会話を英語でしたりする学生もいるでしょう。英語のスキルは、就活の際にアピールできる強みになります。そのため、語学力のような自分の強みを活かす仕事もぜひ考慮しましょう。

また、理系の職種には資格がないと就職できない場合もあります。医師免許や薬剤師免許、簿記などの自分の強みを活かして就職するのもおすすめです。

大学院生・理系学生におすすめの仕事・職業 13選

大学院生・理系学生に人気の仕事・職業について、大学院生・理系学生の就職をサポートする企業「アカリク」のアンケート調査結果(2021年10月実施)によると、理系院生の約75%が下記の職種を目指していることが分かりました。

大学院生・理系学生に人気の職業
  • 技術・製品開発
  • 研究員・リサーチャー
  • ITエンジニア
アンケート調査の概要
  • 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生577名(修士77.6%、博士22.4%)
  • 調査期間:2021年10月1日~10月8日

上記の職種を中心に、「大学院生・理系学生におすすめの仕事・職業」を13個紹介します。

薬剤師

薬剤師は、国家資格が必要になる職業です。医薬品に関する専門知識をもち、医師が出した処方箋にしたがって薬を処方します。また、患者に薬の用法用量を正しく指導するといった業務も行います。

専門性が高く需要も多いため、就職や転職に有利な職種と言えるでしょう。薬局を運営する企業に就職するほか、製薬会社や医薬品の検査を行う会社などでも、薬剤師の募集があります。

AIエンジニア

AIエンジニアは、人工知能に関するソフトウェア開発を担当し、ITエンジニアの中でも人気が高い職業です。AIの急激な進化に伴い、企業としても人材の確保が急務です。

AIの利用分野は多岐にわたり、検索エンジン(Google)やECサイト(Amazon)などで利用されています。また、近年注目されている自動車の自動運転にも利用されています。AIエンジニアを目指して就職する場合には、さまざまな企業が就職先の候補です。

SE(システムエンジニア)

システムエンジニアは、自社やクライアントのシステム構築・開発に携わる職業で、大学で専攻した知識が比較的すぐに活かせる職種です。

基本的なプログラムはプログラマーが行いますが、実際にシステム構築するSEも共同でプログラムの作業をするケースも多くあります。そのため、プログラムの知識やスキルがあれば、さらに活躍の場が増えます。SEを目指すなら、就職後のキャリアアップにも役立つ、プログラミングの勉強もしておくのがおすすめです。

医師・看護師

医師・看護師も理系におすすめの職業です。医師は、病気が疑われる人の診察・治療や、病気の予防などをする仕事です。看護師は、医師のサポートや、病院の治療が円滑に進むように各種業務を行います。

急速に高齢化が進む日本において、医療従事者の需要はますます増えるでしょう。また、技術の高い日本の医療を求めている、海外からの患者を受け入れるビジネスの発展も見込まれます。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、膨大な情報の処理や、解析しやすいようにデータの加工をする仕事です。理系ならではのデータ解析能力が活かせる職業と言えるでしょう。

具体的には、顧客データの収集と解析を行い、それにもとづいてデータの運用や新規マーケットの提案などを担当します。多くの企業で課題となっている、業務のデジタル化を進める際にも、データサイエンティストの活躍が期待されています。近年の目覚ましいAIの進化とともに、デジタル化も加速する傾向にあるため、需要がますます増える職業でしょう。

データサイエンティストについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。

AR技術者

AR技術者は、拡張現実の研究・開発を行う職業です。「AR(拡張現実)」とは、目の前の風景にバーチャル情報を重ね合わせて表示する技術で、「ポケモンGO」のようなゲームで使用されています。

「AR」は、気象情報の表示や教育アプリなどにも使用されています。その特性から、シミュレーション装置への展開も期待されている技術です。AppleやGoogleなどもAR開発に力を入れており、AR技術者の需要はますます増えるでしょう。

航空整備士

航空整備士は、電気工学を専攻している理系学生に人気の職業です。エンジンから電装品に至るまで、飛行機全体を点検・整備しています。

航空会社系列の整備会社である「JALエンジニアリング」や「ANAベースメンテナンステクニクス」などで募集をしています。航空整備士になるには、機械工学や電気工学の高度な知識が必要で、機電系を専攻している理系学生の能力やスキルを十分に活かせる職業です。

電子回路設計

電子回路設計は、電子回路の設計や基板の構築をする職業です。すべての電気製品に電子回路が組み込まれているため、需要が非常に高い職業です。

電子回路設計には、電気・電子および情報工学の知識が必要で、理系学生のスキルを活かせることから人気があります。さらに、就職先の候補となる企業として、ソニーや三菱電機、トヨタなどの大手企業が多いのも特徴です。

メディカルライター

メディカルライターとは、医薬品や医療機器に関する各種書類を作成する仕事です。具体的には、治験報告書や、医薬品の製造・販売に関する申請や承認のための書類、医薬論文などを作成しています。

メディカルライターに資格は必要ありませんが、医療・医薬の知識や書類作成のための英語力が必要です。医師や看護師の副業としても人気があります。理系学生が目指す場合は、研究機関や製薬会社に就職するケースがほとんどです。

研究職

研究職とは、研究所や研究機関で研究に従事する仕事です。研究分野が幅広く、研究する内容として「基礎研究」「応用研究」と分かれているのも特徴です。基礎研究は新たな事象の発見を目指し、応用研究は実際にある問題の解決を目指します。

研究職の場合は、高い専門知識や、データ・論文をまとめる能力などが求められます。ほかにも、論文の確認や海外とのやりとりも発生するため英語力も必要です。一般募集だけでなく、研究室やゼミ内のインターンを通じて就職する場合もあります。

研究職についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

機械設計

機械設計は、機械工学を専攻している理系学生に人気の職業です。機械の設計が主な業務で、対象は船舶や建築機械などの大型機械から、家電製品まで多岐にわたります。

機械の知識はもちろん、電気の知識も必要です。就職先の候補となる企業は幅広く、川崎重工や日立造船といった船舶を製造する企業、三菱重工のような車両を製造する企業などが挙げられます。ものを作る仕事がしたい理系学生におすすめの職業です。

光学設計

光学設計は、メガネやカメラなどのレンズを設計する職業です。レンズは、コピー機や人感センサーなどさまざまな製品で使用されています。

サーモカメラや防犯カメラのように、レンズからの光情報を処理して映像を表示する装置の需要は増えると予想されます。なぜならデジタル化により無人で行う業務が増え、その業務を観察するためにカメラの需要が増えているからです。それにともない光学設計を行う技術者の需要も増えることが予想されるため、おすすめの職業です。

アクチュアリー・クオンツ

アクチュアリーは、将来の金融リスクや期待値、評価など不確実な予想をする職業で、資格が必要です。クオンツは主に金融の数理分析を行います。資格は特に必要ありません。

多くのお金が動く金融業界での分析業務はプレッシャーがありますが、やりがいのある仕事でもあります。また、次章で紹介する高収入な職業ランキングにも入るくらい年収も高額です。

アクチュアリーについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

年収1,000万超えの仕事も!高収入な理系の職業ランキング

高収入な理系の職業ランキング

続いて、独自に調査した高収入な理系の職業ランキングを発表します。ランキングは平均年収をもとに作成しました。上位3つの職業は、平均年収が1,000万円を超えています

順位職種名平均年収(万円)
1位アクチュアリー1,250
2位医師1,169
3位大学教授1,101
4位大学准教授872
5位大学講師719
6位高等学校教員709
7位一級建築士703
8位弁理士700
9位自然科学系研究者681
10位技術士667

引用:賃金構造基本統計調査

高収入な理系の職業ランキング1位には、高難易度資格の1つであるアクチュアリーがランクインしました。平均年収は1,250万円とかなりの高額です。よく並んで紹介されるクオンツの平均年収は700万円程度のため、収入面ではアクチュアリーの方がおすすめです。

高収入な理系の職業ランキング2位には、平均年収が1,169万円の医師がランクインしました。3位にランクインしている大学教授も、平均年収が1,000万円を超えています。博士課程を修了予定の方は、大学教授に進むのを検討してもいいかもしれません。

続いて、4〜5位は大学准教授と大学の講師となっています。どちらも平均年収が700万円を超えています。大学系の職業は年収がよい傾向がありますね。

7〜8位には難関資格である一級建築士と弁理士がランクインしています。同じく難関資格であるアクチュアリーと比べると、年収が伸び悩んでいる印象です。ただし、それでも平均年収が700万円を超えています。

大学院生・理系学生で高い年収が欲しい方は、上記の職業を目指してみるのも1つの手です。

これから伸びる業界5選|医療系や化学など

これから伸びる業界

続いては、2023年以降も成長すると予想されている業界を5つ紹介します。

  1. IT業界
    さまざまな業界でのDX化が進み、需要が伸び続けるため、これからも成長し続ける業界です。
  1. 電子部品・半導体業界
    IT業界の伸びとともに成長を続けています。特に、半導体はほとんどの電子機器に使用されていて、益々の成長が見込めます。
  1. 医療業界
    全世界で高齢化が進み、ヘルスケアの分野はさらなる成長が見込めます。
  1. 農業業界
    農業にもAIが取り入れられ、生産性が上がると予想されます。スマート農業が注目されています。
  1. 宇宙開発業界
    宇宙開発は国の事業から民間事業に移り変わっています。新規事業も多く計画されていて、成長が見込まれる業界です。

上記5つの業界は、理系の知識が求められるため、大学院生・理系学生が狙うのはおすすめです。

まとめ

大学院生・理系学生は、下記を考えて職業を選びましょう。

理系の特徴を活かした職業の選び方
  • 論理的思考力が発揮できる仕事か
  • 自分の専門性を活かせる仕事か
  • ものづくりや開発ができる仕事か
  • データや数値などの分析ができる仕事か
  • 英語など自分の強みを活かせる仕事か

理系知識に合わせ、英語や資格などの自分の強みを活かして職業を選ぶのがおすすめです。

また、大学院生・理系学生におすすめの仕事・職業は以下のとおり。

就職したい職業がわからない場合は、上記の職業から選ぶのもおすすめです。人気の職業に絞って就活をしていくにつれて、就職したい職業がわかってきます。

理系学生の就職に関するよくある質問

最後に、理系学生からよく受ける就職に関する質問について解説します。

理系学部から化粧品のメーカーに就職できる?

理系学部から化粧品のメーカーに就職は可能です。大学院生・理系学生の就職をサポートする企業「アカリク」のアンケート調査では、88名の学生が化粧品や食品メーカーを希望の業界と回答しています。

民間就職を検討する際に志望していた業界は?
アンケート調査の概要
  • 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生165名(学士5.4%、修士75.3%、博士19.3%)
  • 調査期間:2022年7月8日~7月15日

また、化粧品メーカーでは研究職のみを募集しているわけではありません。以下のようにさまざまな仕事内容があるため、多くの理系学部でチャンスがあります。

化粧品メーカーの仕事
  • 処方開発
  • 基礎研究
  • 安全性研究

理系職業の平均給料・平均年収は?

理系出身者の平均年収は、600.99万円でかなりの高水準です。文系の場合は559.02万円のため、理系の方が高収入になりやすいと言えるでしょう。新卒(修士課程)から定年(60歳)までの36年間働いた場合、生涯年収にすると約1,400万円もの差がつきます。

理系の職業が高年収の理由としては、専門性や資格を求められる職業や仕事が多いことがひとつの理由です。

引用:独立行政法人経済産業研究所

理系の就職率は文系と比べて高い?

2020年度のデータでは、文系の就職率は96.0%、 理系の就職率は95.9%とほぼ同水準になっています。平均年収は理系の方が高いですが、就職率はあまり変わりません。

理系の就職率が極端に下がるわけではないため、文系の職種よりも、学んできた専門性を活かせる理系職種を目指すほうがおすすめです。

引用:文部科学省

アカリクを利用するメリット

17万人以上の大学院生・理系学生の就活をサポート
してきたアカリクならではのサポートが充実!

  • 理系・院生特化のスカウト

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著者プロフィール
アカリクお役立ちコンテンツ編集部

株式会社アカリクの15年以上にわたる大学院生・ポスドク・研究者のキャリア支援活動の中で得た知見やデータをもとに、編集部員が記事を執筆しています。

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