ウィズコロナ時代の大学院生キャリア支援 #アカリクセミナー

アカリクコラム
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※2020年6月10日に配信したウェブセミナーを記事化したものです。

COVID-19の影響で就活が混乱・遅延

21卒は面接の段階にいる方も多かったが、対面での実施ができなくなり延期が多発! 最終面接が1ヶ月以上の延期となった学生も……

22卒の大手就活支援会社の合説が軒並み中止となり、学生の情報源が大幅に縮小されてしまいました。

採用活動を一旦停止する企業も相次ぎ、経済的打撃から、採用枠を調整するという声もありました。インターンは例年より少し遅めに募集が開始しています。

学生アンケートからわかった動向

アカリク独自アンケート
◆調査期間:2020年4月24日(金)~5月6日(水)
◆調査対象:2021年度(2021年4月~2022年3月)中に
就業開始を希望する大学院生(修士・博士)
◆調査方法:Web入力フォーム
◆調査目的:新型コロナウイルス感染拡大によって急速に進む
就職活動のオンライン化が、大学院生(修士・博士)の
就職活動に与える影響を把握するため
◆有効回答:216名 (内訳:修士144名、博士72名)
詳細レポート → https://acaric.co.jp/news/2020/05/report202005_21/

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21卒大学院生の20%は既に就活を終えていたが、まだ就活途中の学生は75%もいた。21卒博士の10%は「これから就活を始める」と回答。

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選考のオンライン化などに対して、関東在住の80%が「不安」と回答するも、他の地域は65%と楽観的。

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オンライン面接を体験した学生のうち、関東で52%、関東以外で70%が満足していると回答。本来であれば対面でより多くの情報を得られるはずだった関東の学生は不満を募らせる一方で、就活機会が増えたことで関東以外の学生は概ね満足している傾向が表れた。

オンライン選考のメリット・デメリット

【メリット】
■研究が忙しいが、オンラインなので研究をそこまで圧迫せず就職活動を行うことができている。
■リラックスして、メモや資料を見ながら面接に臨むことができる。
■遠方にある企業でも気軽に応募できるのがよい、就職活動の幅や視野が広がる。
■歩き回って汗をかかない、パンプスで足が痛くならない、髪型やメイクが崩れない。

【デメリット】
■グループ面接だと通信が乱れる時がある。
■雰囲気が掴めないので、面接の最中にいい雰囲気なのか悪い雰囲気なのかがわからず、話の止めどころなどがわからない。
■本社の様子を見られないのは残念。実際の会社の雰囲気や、社員さんの雰囲気を肌で感じることができない。
■他の応募者の様子が見れない。
■URLを貼り間違えられて面接が延期になった。
■通信量が嵩むため通信制限がかかることがある。

アカリク主催イベントからの知見

3月7日~6月10日の3ヶ月間で、元々は来場型を予定していた14イベントをオンラインに切り替えて実施。

企業からのコメント:「普段のイベントよりも学生がリラックスしていて、より自然な姿を見せてくれた」

学生からのコメント:「他の人の言動に惑わされず、良い意味で緊張せずに、自分を出し切れた」

最大の利点は、距離的・時間的な制約の緩和。

企業が集中している東京にアクセスする際のコストが一気にほぼゼロとなるので地方学生にチャンスが増えた。

ただし「東京の学生と同じ動き方ができる」ということでもあるので、例年通りのスケジュール感で動くと、出遅れることにより機会を失う恐れが高まった。

今後の課題は、情報格差の拡大。

特に22卒の大学院生からは
「自分の就活が順調なのか分かりにくく不安」
「正しい就活やビジネスのマナーが分からない」
「どこにどういった情報があるのか探しきれない」
といった悩みを聞きます。

自己分析や企業研究のサポートだけでなく、就活における現在位置を客観的に指導する必要があります。

売り手市場から買い手市場への急転換

経済的打撃により即戦力志向が強まる?

『世界各国で経済活動再開の動きが広がっていますが、世界銀行は、ことしの世界全体の経済成長率が、新型コロナウイルスの影響でマイナス5.2%まで落ち込み、第2次世界大戦以降で最悪になるという見通しを発表しました。』
(出典:NHK「世界銀行 世界の経済成長率 第2次大戦以降最悪の見通し発表」2020年6月9日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200609/k10012463331000.html

また、NHKの行った〈2021年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査〉によると、50.5%の企業が「買い手市場に変化してきている」と回答。

〈2021年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査〉
調査日:2020年5月20日~25日
対象:全国の11572社
回答:1122社

(出典:NHK「コロナで就活が一転 売り手市場から買い手市場に?」2020年06月01日)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu448/

東京の企業で3割以上が新卒採用を縮小

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◆調査期間:2020年5月27日〜同年5月30日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査目的:今後の新卒採用活動
◆有効回答:新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる東京在住経営者・役員125名
(出典:アカリク「5割以上の経営者・役員は大学院生の採用経験あり! 新卒採用では約8割が理系大学院生と接点を希望」)
https://acaric.co.jp/news/2020/06/report20200608/

選考のオンライン化が買い手市場に拍車をかける

22卒の採用枠には今のところ変更がない企業も、例年より人選が厳しくなる気配。例えば、対面とオンラインでは反応が異なる学生も多く、傾聴する際に無表情になりがちで、感情が伝わりにくい。そうした問題点を認識して自己修正できる学生と、そうではない学生が、分かりやすくなっている。

大学院生だからこそのチャンス

より優秀な人材を求める傾向がさらに強まると考えられるが、「優秀な人材」の定義を満たす大学院生への注目度が高まるのではないだろうか? また、経営層の4割以上が文系博士との接点を希望していることも明らかとなった。

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◆調査期間:2020年5月27日〜同年5月30日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査目的:今後の新卒採用活動
◆有効回答:新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる東京在住経営者・役員125名
(出典:アカリク「5割以上の経営者・役員は大学院生の採用経験あり! 新卒採用では約8割が理系大学院生と接点を希望」)
https://acaric.co.jp/news/2020/06/report20200608/

いま大学院生に必要なキャリア支援

■個別相談でのケア(漠然とした不安感が多い)
■オンデマンドで確認できる就活マナー情報
→ 主な情報源として信頼できるのが大学のキャリアセンター
■学内外の就活イベント情報の定期的な共有
■サマーインターンシップに向けたES添削
■大学院生に対する企業の本音や期待といった情報

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