大学キャリアセンターに訊く、2020年の就活 #AcaricJournal

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Acaric Journal vol.1に掲載した「大学キャリアセンターに訊く、2020年の就活」には、実は紙面の都合で掲載しきれなかった内容がありました。こちらの記事では、大学キャリアセンターの就職ご担当者の方々の「生の声」を詳しくご紹介します(回答に含まれる予定や方針は2020年11月時点の内容となります)。

Q1.新型コロナウイルス感染症拡大前後で、学生からの問い合わせ・相談件数に変化はありましたでしょうか?

減った 4件
変わらない 4件

Q2.新型コロナウイルス感染症拡大前後で、学生からの相談内容に変化はありましたでしょうか?

変化があった 5件
変化はなかった 2件

Q3.相談内容の変化について具体的に教えてください。

A. オンライン就活に関する相談(マナー、注意点など)が増えた。

A. 入ってくる情報(特に、友だちからの横情報)が少なく、「周りの人たちはどのように活動しているのか?」といった質問や孤独・不安に関する相談が増えた。また、対面面接の対策相談から、オンライン面接の対策相談へと変化した。「コロナ禍で海外留学に行けなかった/早めに留学を切り上げざるを得なかった/研究に影響があった」など、自身の思い描いていた計画通りにいかず、今後どうしていけばよいかという相談がある。(筑波大学)

A. 時期により、以下のような特徴があった。
3月~5月頃:選考方法の変更・スケジュールの遅延に関わる不安の相談が増えた。
6月~7月頃:複数内定を得ても、リアルな企業やOBとの接点がないため就職先決定までの悩みが増えた。
7月~8月頃:文系大学院という本学の特性のためか、公務員志望の学生も多く公務員試験スケジュールの変更についての相談が増えた。
8月~9月頃:コロナ禍で企業の採用スケジュールが後ろ倒しになり、就職活動をどこで終えるかという相談もあった。

A. 留学中の学生が急遽帰国せざるを得ない状況になり、就職活動において留学を中断したことがどのような影響を与えるのか、また就職活動スケジュールをどのように変更すべきかという相談が増えた。また、3月以降の対面式の就職活動イベントの中止が相次ぎ、企業情報の収集をどのようにすべきか困っているという相談も増えた。新型コロナウイルス感染症の影響により、選考内容や選考形式が急遽変更となったことにより、どのように対策すべきかという相談が増えた。

A. 企業の採用活動の縮小・業績悪化による内定取り消し・オンラインでの面接に対する不安、就職活動の長期化

Q4.現在の面談はオンラインと対面でどのくらいの割合で行っていますか?

A. オンライン 25% 対面 75%
A. オンライン 69% 対面 31% (R2.7~R2.10)
A. オンライン 100%               (お茶の水大学)
A. オンライン 100%(2020/4~)           (筑波大学)
A. オンライン 100% (希望の場合のみ対面。極少数)
A. オンライン 約60% 電話又は対面 約40%
A. オンライン 100%

Q5.キャリアセンターとして、現在感じている課題がありましたら教えてください。

A. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて完全予約制になったため、学生がふらりと立ち寄れる気軽さがなくなった。学生の就活状況を把握しづらい。

A. イベントの情報が、なかなか学生に届かない。対面でのイベントが減ったため、学生との接点が少なくなり、情報提供が難しくなっている。

A. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により学生との接触機会が減少したため、学生の声の収集・把握にやや困難がある。(お茶の水大学)

A. 来学しない学生も多いため、キャリアセンターからの学生への情報発信が、通常の学内掲示板などアナログな物では行き届かず、ネットやSNSを活用した情報発信が重要になっているが、その準備が整っていない。他にも「孤立している学生へのフォロー」「対面での面接対策」「グループディスカッション審査への対応」などの課題を抱えている。(筑波大学)

A. 今後も想定されるオンラインでの面接やグループワークへの対応力を学生のみならず、アドバイザーも向上させる必要がある。技術・時代の変化、働き方の変化によって文系大学院生を求める企業側のニーズ等が大きく変わっている。常にキャリアセンターとしても新たな業種・業界への知識更新が必要である。さらに、新型コロナウイルス感染症対策による来室学生との直接の接点の減少で、学生の状況を昨年よりつかみにくくなっているため、学生の就活進捗状況の把握が必要と思われる。キャリア支援室の利用増策(低学年へのキャリア支援や産学連携のキャリア支援等、学生ニーズに応えたキャリア支援)の取り組みも必要である。

A. 学生のニーズに即した3年次生・大学院1年次生向けプログラムの充実や、OB・OGとの連携強化が必要である。

A. 企業の採用選考のオンライン・対面の使い分けの実態の把握や、従来選考過程で行われてきたグループディスカッション、グループワークなどの現状把握が必要である。また、コロナ禍での安全に配慮しながらの対面相談等の運用や企業の採用動向の変化の把握も必要である。

Q6.キャリアセンターのこれからの主な活動について、具体的な内容を教えてください。

A. 2021年3月修了予定者向け:学内の企業説明会
2021年9月・2022年3月修了予定社向け:業界研究セミナー、企業説明会

A. オンラインによる講座、企業説明会

A. これまでと同様に進路選択を決定するための様々な支援を行っていく。
例)自己理解、企業理解、エントリーシートの書き方、マナー講座等(お茶の水大学)

A. オンラインを活用したセミナーやイベントの企画、実施
オンデマンドのコンテンツ配信  (筑波大学)

A. 引き続きオンライン相談を実施。加えてオンラインによる就職支援イベント(自己分析講座、業界研究セミナー、OBOG交流会、学内会社説明会等)を実施する。

A. 現在3年次生・大学院1年次生向けに下記プログラムを実施予定です。
・就職活動のすすめ方や最新の企業動向に関するガイダンス
・エントリーシートの書き方や面接対策等の実践講座
・企業の採用担当者による企業研究セミナー、公務員志望者向け説明会
・(2021年3月以降)学内採用説明会
・内定者との座談会
・個別相談

A. 業界企業研究フェア、公務員業務研究講座等、就職活動支援行事の実施、個別相談、留学生向けの英語による個別相談、学生ボランティアによる就職活動支援、withコロナ、afterコロナに向けての変化を予測、対応したサービス、イベント、講座の検討、整備、実行。

Q7.これから就職活動を行う大学院生に伝えたいこと、アドバイスがあれば教えてください。

A. 学部3回生から院進学を検討している場合も、民間企業または公務員志望の方は、一旦インターンシップに参加したり、就職活動に関する情報を収集することをお勧めします。

A. 就職相談室の活用

A. 修士、博士の研究活動の中で培ってきた自身の能力やスキル等について棚卸をするとともに、自身の研究の意義や社会への貢献などを明確にしましょう。また、自身の研究を専門外の人にもわかりやすく説明できることも重要です。さらに、自身がどのように研究や仕事をしていきたいのかを言語化できるようにしましょう。(お茶の水大学)

A. コロナ禍にあっても、就職活動に必要な準備は、これまでと基本的に変わりません。あわてることなく、必要な準備を少しずつ、着々と進めましょう。(筑波大学)

A. 修論執筆との兼ね合いを念頭に、採用スケジュールが流動的になる可能性が高いので、志望業界・企業の情報にアンテナを高くしておくこと。これまでにはない新しい業界・企業が大学院で学んだ専門性や分析力等を求めている。従来の文系大学院生向けの求人情報や、卒業生の就職先企業にとどまらず、そうした新しい業界・企業にも目を向けてほしい。

A. ご自身の専門分野にとらわれず、幅広い業界・職種を見てみましょう。意外なところで自分に合った企業に出会えるかもしれません。研究と就職活動の両立は大変かもしれませんが、家族や友人、キャリアセンター等周囲の人たちと協力しながら頑張りましょう。

A. 早目に行動をする。特定の業界・企業に絞らず幅広く業界を見る。自分を知り(自己分析)、相手を知る(業界・企業研究)ことが大切です。道は一つではありませんし、1人で就活をしなくても大丈夫です。身近な友人、先輩、家族、大学のキャリアセンター、新卒応援ハローワーク、いろいろな人がいろいろなリソースを持っていますので、早めに相談してみましょう。いろんな民間のサービスもありますが、それぞれメリット、デメリットもあるので理解したうえで上手に使いましょう。

Q8.大学院生の採用に関しまして、企業に望むことがございましたら教えてください。

A. 専門分野以外で活躍したい学生も少なくないため、研究の中で培ってきた汎用的能力、スキルと人柄を評価していただき、博士後期学生にも広く門戸を開けていただきたいです。(お茶の水大学)

A. 大学院卒(修士卒、博士卒)に対する学部卒とは異なる期待について、積極的に発信していただけると学生の励みになると思う。(筑波大学)

A. コロナ禍下、企業を直接訪問する機会が限定されると想定されるので、企業理解に資する機会の提供に努めていただきたい。文系大学院生ならではの強みや専門性(統計や調査研究の経験)と研究内容を生かせる新しい職種も多いので、理系だけでなく文系の大学院生にも広く門戸を開いてほしい。早期化により、結局のところ活動期間が長期化する学生もみられる。学業や、研究等学生の本分に支障がない採用活動を願う。

A. 文理問わず、研究に対する評価をより重視いただきたいです。

A. メンバーシップ型インターンシップや研究型インターンシップ等、企業を知る機会の充実。

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