就活の研究概要で押さえておくべきことや工夫したほうが良い点

アカリクコラム
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「就活で研究概要をまとめなければいけなくなった。どうするのが正解なのか知りたい」

現在就活をしている人は、このような疑問を持つこともあるかもしれません。

研究概要をまとめるのは難しく感じられると思いますが、要点を押さえれば高い評価をもらえる内容に仕上げることが可能です。

本記事では、就活における研究概要の書き方や企業に見られるポイント、工夫した方が良い点などをまとめました。これから研究概要を作成しようとしている人は、ぜひ参考にしてください。

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研究概要とは

研究概要とは、自分の研究テーマにおける取り組みや成果をまとめた書類のことです。企業側は理系の学生に対して研究概要の提出を求めることが多く、取り組んだ内容だけでなく「簡潔に伝える力」「持っているスキル」「問題解決能力」などを見て、就活生の判断材料にしています。

学生が研究概要を作成する際は、研究に関する知識や経験だけでなく、ビジネスにも活かせる力が見られていることを意識して、わかりやすい文章を作ることが大切です。

就活で必要な研究概要の書き方は

研究概要の書き方は提出先の企業によって異なり、文章のみやパワポを使うものなどさまざまです。よくある提出形式を紹介します。

文章のみ

エントリーシートのように文章だけで構成される研究概要もあります。文字数や使用するソフトなどは企業から指定されますが、一般的にはMicrosoft Wordを使ってA4用紙1枚から2枚程度にまとめることが多いようです。

パワポ

パワポを使って研究概要をまとめるケースもあります。記載する内容は文章のみの場合と変わりませんが、グラフやイラストなどを入れて、視覚的に見やすくするのがポイントです。

書式や文字数は会社によって異なる

研究概要の書式や文字数は会社によって指示内容が違います。数百字で簡潔に述べるものもあれば、1,000文字程度でまとめるものなどさまざまです。文字数や提出形式が違っても、ポイントを押さえて伝えるべきことがわかるように工夫することが大切になります。

就活の研究概要で見られていること

就活の研究概要で見られることは、大学時代に取り組んだことや研究を通して得た成果、読み手のことを考えた作りになっているかなどです。5つの項目にわけてポイントを解説します。

大学時代にしたこと

1つ目に見られるのは、大学時代に取り組んだことです。研究テーマはどんな領域で、社会におけるどの場面で役に立つのかを簡潔に書くといいでしょう。

企業の担当者は必ずしも理系であるとは限らないので、文系の人でも理解できるような内容にすることを意識してください。

また物事に取り組んだ際に、内容だけでなくどんなマインドを持っていたのか、心がけていたことなどを書くといいでしょう。たとえば「周りの意見を聞き、複数の観点を取り入れながら研究に勤しんだ」など、意識したこともあわせて書くと好印象になります。

独自の工夫や発想力など

2つ目に見られるのは、独自の工夫や発想力があるかどうかです。企業は時代の変化に合わせてビジネスを変えていく必要があり、新しいアイデアを生み出すことができる人は重宝されます。研究において発案したアイデアや、独自の観点で取り組んだ実験を積極的に記載しましょう。

たとえば「他のチームメンバーはAかBという選択肢で考えていましたが、私は〇〇の観点からCの選択肢を考えました。

結果としてCがもっとも予想していた内容に近い結果を導くことになりました」といった内容です。他の人が思いつかないような発案をしたことをアピールできれば、就活で有利に働くはずです。

研究を通して何を得たか

研究を通して得た成果も、企業の担当者が重視していることの一つです。実験を通して得られた結果や、成果に対する自身の考えを述べましょう。ビジネスにおいてはPDCAをまわすことが重要とされています。

そのため企業の人事担当者は「研究をして何を得て、次にどう活かしたのか」を重視しているのです。たとえば「研究で出たAという成果には〇〇の視点が足りなかった。

それを受けて、次の実験には新たな項目を取り入れてた」といった文章だと、PDCAをまわしていることがわかります。研究から得た学びを、次の行動にどうやってつなげるたのかを書けると尚いいですね。

読み手を考えたまとめ方をしているか

自分の好きなように書かず、読み手のことを考えているかどうかも大切な項目です。たとえば、文章のみのエントリーシートであれば、適度に改行して見やすくしていることや、最初に結論を述べていること、構成が論理だっていることなどが見られるでしょう。

パワポなら、文字数を適度に抑えてパッと見ただけで言いたいことが伝わるか、グラフなどを挿入して見やすくしているかなどを意識するのが大切になります。

どんな職種であれ、ビジネスにおいて簡潔にわかりやすく伝えることは必須です。心配であれば友達などの第三者にチェックしてもらい、伝わりやすい内容になっているか確認してください。

どんな質問をするか

研究概要は就活で提出するエントリーシートと同じような位置づけです。企業の担当者は「面接でどんな質問をしようか?」と考えながら読んでいます。

書面では理解しきれなかった学生の考えや、問題にどう取り組んだか、成果に対してどのような意見を持っているか、といった事を聞かれるかもしれません。

研究概要に記載した内容は質問の材料として使われる可能性が高いので、何を聞かれても大丈夫なように準備しておきましょう。自分が特に注力したことを記載すれば、面接時も強みを伝えやすくなるはずです。

就活の研究概要を上手くまとめるコツ

研究概要を上手くまとめるコツは、専門用語を使わないことや簡潔な文章にすることなどがあげられます。12の項目に分けて見ていきましょう。

ポスターで研究内容をつたえるイメージで

研究概要は1枚のポスターで内容を伝えるように書くことがポイントです。構成としては、以下のようにまとめます。

  • 表題
  • 研究の概要と背景
  • 実験内容や生じた問題
  • 解決策・得られた成果
  • 総評(学びや考察など)

このような流れで書くと、一連の流れがわかりやすく、何に取り組んで得た成果は何だったのかが伝わりやすくなります。

一冊の本を1枚のポスターに凝縮したようなイメージで作ることが、読みやすい研究概要を作るコツです。

文字制限を超えないようにまとめる

一般的に研究概要は、企業から文字数を指定されることが多いと思います。作成する際には、必ず文字制限を守るようにしましょう。文字数を守ることは時間を守るのと同じくらい、基本的なマナーの一つです。

最初に書き上げた際に文字数が多くなってしまったら、不要な箇所を削除して行きましょう。逆に文字数が足りない場合は、一つの項目をより深く具体的に書くことをおすすめします。多すぎても少なすぎても印象が悪くなる可能性があるので、なるべく目安の文字数に近づける形で記載してくださいね。

簡潔にわかりやすくまとめる

研究概要を作成するときは、簡潔にわかりやすくまとめることを心がけましょう。研究概要に限ったことではなく、エントリーシートや面接での受け答えもすべて同じです。まずは結論から述べて、次に理由、具体例、まとめの流れで書くと、ロジカルな文章になります。

簡潔にわかりやすくまとめることは、仕事においても重要なスキルの一つです。大企業の採用担当者は何百もの研究概要を読むこともあるので、読みにくい文章だと内容を見てもらうことすら難しくなります。論理的に文章をまとめられれれば、採用担当にも良い印象を与えられるでしょう。

専門用語を控える

企業の採用担当者は、就活生の研究テーマについて詳しいとは限りません。完全に初心者であることも考えられるので、難しい専門用語は使わないようにしましょう。自分たちが日頃大学や大学院で使っている単語は、社会において知らない人の方が多いと考えたほうが無難です。

自分では専門用語を使っていないと思っていても、年代が違う人には理解できない言葉もあるかもしれません。可能であれば、家族や文系の友達などに研究概要を読んでもらって、初心者でも理解できる内容になっているか確かめてみてください。

結果だけじゃなく学んだことも書く

研究概要を書くときは、実験を通して得られた結果だけを書くのは不十分です。結果だけなら他の学生も同じようなことを書く可能性が高いからです。大切なのは、結果を受けて学んだことや、自分の考えを書くことになります。

たとえば「Aという結果が出たが、自分の予想は大きく外れていませんでした。次の実験の際にも同じフレームワークを使い、かつBという条件を付け加えればより精度が上がると考えました」のように、結果を受けて感じたこと次にどう活かすかを記述するのがポイントです。

研究概要を書いたら、自分の視点や学んだことがきちんと記されているかチェックしてみてください。

企業でどう活かせるかを書く

研究概要を書くときは、研究を通して得たスキルや経験を企業でどう活かせるのか記載することが大切です。

研究をして何かを学んだだけでは、社会人になったときにどのように会社に貢献できるのかわかりません。採用担当者が「この学生は自社のビジネスに貢献できそう」と思ってもらえるような内容にすることを意識しましょう。

たとえば、研究の過程における仮説立案・検証・実行・振り返りのステップはビジネスにおけるPDCAと同じです。研究概要の内容からPDCAを正しくまわせる人物ということが伝われば、企業においても同じように活躍できる人材だと思われるでしょう。

文末を揃える

研究概要を書くときに意識したいのは、「です・ます調」や「だ・である調」など文末を統一することです。企業から指定がない場合は、どちらでも書きやすい方を選んで問題ありません。

ただ「です・ます調」と「だ・である調」が入り混じってしまうと不自然な印象を与えますし、ビジネス文書における基本的なマナーを習得していないとみなされてしまいます。

研究概要を書き始める際には文末をどちらに揃えるのか決めて、記入後はきちんと統一されているかチェックすることが大切です。

関係者に添削してもらう

研究概要を書き終えたら、教授や先輩、友人などに一度見てもらうことをおすすめします。自分では問題ないと思っていても、第三者が読んだときにわかりにくい部分や、マイナスに捉えられる箇所が見つかる可能性があるからです。

できれば就活を一度経験している理学系の先輩や、既に企業で働いている人に見てもらうといいでしょう。採用担当と同じ目線で内容を評価してもらえるからです。関係者に添削してもらうことで、自分では見つけられない修正点がわかり、内容をブラッシュアップできるでしょう。

質問を想定してまとめる

研究概要を書いた後は、企業の担当者から質問されそうな内容を考えてみることも大切です。採用担当者は、研究概要の内容をもとに質問を考えて面接で尋ねてきます。

  • 研究内容について、専門でない人が疑問に思うところはないか
  • 問題に直面したときにどのようなことを考えて解決したのか
  • 得られた知識や経験を企業で活かすときに大切だと思うことは何か

上記は一例ですが、内容を見てどのようなことを聞かれるか、自分で一度考えてみるといいでしょう。質問される内容が推察しにくい場合は、先輩や教授に添削してもらう際にどのようなことを聞かれそうか尋ねてみてもいいかもしれません。

短文のフォントはArialやCalibriが推奨

研究概要を書く際のフォントは、短文の場合はArialやCalibriを推奨します。パワポで資料を作る場合は、短文になることが多いのでどちらかを選ぶと読者が見やすくなります。企業から指定がある場合はもちろんその書式に従いますが、特段ルールがなければどちらかを使いましょう。

基本はゴシック体、英数字はTimes New Roman

長文になる場合は基本的にゴシック体、英語や数字に関してはTimes New Romanを使いましょう。どちらもシンプルな見た目のため、論文などに推奨されることが多いフォントです。もちろん、企業から別のフォントを使うよう指定されたらその限りではありません。

もしルールが定められていない場合は、上記のフォントを使うことをおすすめします。ただ、1つのデータに複数のフォントが混ざると統一感がなくなるので、日本語の場合はゴシック体を使う、英語の場合はTimes New Romanにすると区別するといいでしょう。

色は統一しておく

研究概要で文字を強調するときやグラフを入れる際は、色を統一することを意識してください。ただ、何色も使うとどこが大切な部分なのかわかりづらくなり、読みにくくなってしまいます。複数色を使うのであれば同じような系統の色にしたり、統一感を持たせたりすることが大切です。

たとえば、大切な部分は赤、グラフは青など、ある程度統一感があると読み手が見やすい仕上がりになります。色を使うときは2から3色ほどに留めて、読み手のことを意識した色を使うことがポイントです。

就活の研究概要で工夫したほうがいい点

研究概要を作る際は、読み手のことを考えていくつか工夫するべき点があります。3つの注意したいポイントを見ていきましょう。

強調したいところは太字

自分が得た学びや企業で活かせるスキルなど、強調したい部分は太字にすると読者の目に留まりやすくなります。適度に強調することで文章にメリハリが出るので、読み手にとっても見やすくなるでしょう。

ただ、やり過ぎると太字ばかりになってしまい、本当に伝えたいことがわからなくなるので注意が必要です。太字にする部分は全体の10~15%くらいを目安にするといいでしょう。

図やグラフを用いてわかりやすくする

研究概要には適度に図やグラフを入れることをおすすめします。採用担当者はいくつもの研究概要を読んでいますから、パッとみて読みやすい構成になっていることは必須条件です。たとえば研究のデータなど、数字で表せる部分は積極的に図やグラフに起こしてください。

適度に図やグラフを挿入することで、内容が頭に入ってきやすくなりますし、読み手のことを考えて作成していることをアピールできますよ。

質問を想定して答える準備までする

研究概要を作り上げたら、採用担当が質問しそうな内容を推察することが大切と述べました。併せてその質問にどう答えるか、回答も準備しておくと安心です。実際の面接で述べる内容を準備しておけば、当日は堂々とした態度で余裕をもって臨めるでしょう。

また、準備した回答は一度口に出して話す練習もしてください。ハキハキと相手の目を見て話すことなど、当たり前と思っていても緊張すると難しいものです。実際に面接官がいると思って、自宅などで一度練習しておきましょう。

就活の研究概要は相手のことを考えて作成しよう

就活の研究概要の作り方や気を付けたいポイントについて解説しました。内容をおさらいしてみましょう。

  • 研究概要とは、研究の成果や取り組みをまとめて企業に提出する書類
  • 企業は研究内容だけでなく、問題解決能力や学生が持つスキルを見ている
  • 書式は文章のみやパワポなど、企業によって異なる
  • 研究概要を作る際は、読み手に伝わる内容を意識して研究から学んだこと、企業に活かせるスキルなどを書く
  • 適度に文字を太字で強調したり、グラフを挿入したりすると読みやすくなる

研究概要では、自分のスキルや経験を伝えることも重要ですが、何より大切なのは読む相手のことを考えて作ることです。

読みやすさを考えて作成された研究概要は、企業の担当者にはすぐわかるものです。本記事で紹介した内容を一つずつ試して、納得のいく研究概要を作りあげてください。

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