修士を中退したら就職は難しい?大学院中退は新卒扱いになるのか

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現在、大学院の修士(博士前期)課程に在籍しているものの、さまざまな理由により、中退を考えている人がいるかもしれません。その時に気になる点として、中退した場合に、就職が難しくなるのか、大学院中退時でも新卒扱いとなるのかという点ではないでしょうか。この記事では、修士(博士前期)課程の中退と就職について、解説していきます。

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修士を中退したら就職で不利になるか?

大学院修士(博士前期)課程を中退した場合、就職活動で不利になる点は否めないでしょう。

中退する理由としてよくあげられるものとして

  • 大学院生活が忙しすぎる
  • 指導教官である先生と折り合いが合わない
  • 経済的な問題で就学が困難になった など

さまざまな理由があるかと思います。

履歴書における学歴欄には、修士(博士前期)課程に入学および中退した旨を記載することとなりますが、企業としては、中退した理由がどのような理由なのかということは、間違いなく気になるところでしょう。そして、理由によっては、不利になってしまうことは否めないのではないでしょうか。

そのため、修士(博士前期)課程を辞めて就職をしたいと思っても、今大学院に在籍している理由を、初心に立ち返って振り返り、それでも続けるのか困難か、まずは考えてみてください。

たしかに不利になる可能性もある、中退後の就職ではありますが、著者の周囲で、中退を選択した人も、何人もいるものの、みな現在では、会社などに就職し、活躍しています。

修士を諦めて中退して就職する場合新卒にはならない

大学院修士(博士前期)課程を中退して、就職活動を行う場合には、一般には、新卒扱いとはなりません。実際にどのような形で就職活動を行うこととなるのか、紹介していきます。

既卒もしくは第二新卒

まず、考えられるのは、既卒や第二新卒という区分となります。特に、大学を卒業し、そのまま大学院修士(博士前期)課程に進学した場合には、20代前半の方が多いと思います。このような場合には、第二新卒として就職活動を行うのがよいと考えられます。

第二新卒とは、大学卒業後、おおよそ3年以内で転職する方への区分とされますが、大学院での生活(研究)で得た経験をもとに、就職活動を行うのがよいのではないでしょうか。

扱いは中途採用

また、大学卒業後の就活は、新卒ではなく、既卒扱いの中途採用となることが多いです。しかしながら、近頃厚生労働省では、大学卒業後3年以内であれば、新卒として扱い、就職活動を行うことができるよう、働きかけをおこなっています。そのため、大学院を中退した人でも、新卒枠での採用に応募できる可能性も出てきています。

参考資料:3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!! |報道発表資料|厚生労働省 (mhlw.go.jp) 

修士を中退したら内定取り消しになるか

また、修士(博士前期)課程も後半にさしかかり、就職活動を終え内定を得ている状況で、中退を考える方もいるかもしれません。すでに内定をいただいている場合には、多くの不利益を受ける可能性があります。そのため、可能なのであれば、修士(博士前期)課程を無事に終了したほうが良いかもしれません。また、著者の周辺で、修士(博士前期)課程であれば、2年で無事に修了できない例は、ほぼ聞くことはありません。

しかし、どうしても中退せざるおえない場合は、次のような問題が発生することが考えられます。

企業は「修了見込み」で内定をだしている

企業は、あなたに内定を出す際、“大学院修士(博士前期)課程を修了する見込みがある”ということで内定を出しています。そのため、大学院を中退した場合、最終学歴は“大学卒”や“大学院修士(博士前期課程)中退”となってくると考えられます。そのため、“大学院修士(博士前期)課程の修了”を前提とした内定の場合、内定が取り消される場合もあると考えられます。

やめる理由にもよるがマイナス印象は否めない

さらに、大学院修士(博士前期)課程を中退する理由が、家庭の事情などではなく、本人に帰する場合には、マイナス印象が生じることも否めないでしょう。

まずは、大学院の中退を決断する前に、家族や信頼のできる友人に相談をし、なぜ中退したいという想いに至ったのか、状況を整理することをおすすめします。それでも、中退の決断が揺るがない場合、内定先の企業などに連絡し、どのような対応となるのか、相談をしてみてください。

修士を中退した場合に就職で不利になる点

大学院修士(博士前期)課程を中退した場合、やはり就職において、不利になる点もあります。まず、技術職など専門知識を必要とする企業・現場を、進路として考えている場合には、多くの企業が、修士(博士前期)課程修了者を優遇することが多く、これらの企業では、給料(初任給)が、卒業・修了区分により、分けられていることが多いです。中退した場合には、どのような点で不利になる可能性があるか、実際に見ていきます。

応募できる企業は多少少なくなる

まず、不利になる可能性がある点として、応募できる企業が少なくなる可能性がある点です。例えば、企業などの技術職として就職したいと考えた場合、“大学院修士(博士前期)課程”修了者もしくは修了見込みであることが、応募条件となっている企業も少なくありません。その一方、技術職という枠にとらわれず就職活動を行う場合には、大半の企業において、大学卒であれば、応募できるものと考えられます。このことから、技術職など専門性を必要とする業種を目指す場合には、応募できる企業が多少少なくなる可能性があります。

修士卒よりも給与は下がる可能性がある

また、給与(初任給)水準は、修士(博士前期)課程修了者に比べ、低くなる可能性もあります。大学院を修了した人材を求めている企業では、大学卒と大学院修士(博士前期)修了者に対し、それぞれ異なる初任給を提示していることも少なくありません。そのため、大学院を中退した場合には、初任給が、大学卒の人と同じ水準となるものと考えられます。

その一方、大学院を中退した場合、大学院の修了を待たずに、仕事を始めることができることから、すぐに入社することも可能であり、その期間の分、給与をいただくことができるため、生涯賃金で考えた時には、低くならない可能性も考えられるでしょう。

修士で中退したとしても、大学院で得た経験が活きることも

大学院では、自身の研究テーマを通じ、

  • 研究テーマにおける課題を探り
  • 実験・調査などを行うことで、課題の解決法を導き
  • 研究成果を論文や研究発表という形で公表する

ということを、学んでいるのではないかと思います。

このような、課題を探り、解決し、このことを広めていくという力は、大学院における研究のみでなく、社会生活でも活きるものであると考えられます。

大学院で勉学に励むことは、大学院を修了することが目的ではなく、大学院での学びをいかに、将来に“活かす”かという点が、著者は大事であると考えています。このことから、単純に、修了したから“良い”、中退だから“悪い”ということではなく、大学院での経験を、いかに今後活かしていくか、という点が最も重要であり、大学院生活における、あなたの学びは、きっと将来に活きるものがあるのではないかと思います。

辞めた理由を明確に切り替えて早めに活動をしよう

大学院修士(博士前期)課程を中退しようと考える理由は、人それぞれであると考えられます。中退後、就職するとしても、やはり“なぜ中退したのか”というのは、明確にしておかなければ、

  • 就職活動で、中退の理由を聞かれた時に、回答に窮してしまう
  • 入社後も、大学院を中退を考えたのと同様な理由で、辞めたいを思ってしまう

というように、多様な面で、困る部分が出てくるでしょう。

そのため、周囲の人の力も得つつ、“なぜ辞めたいを思ったか”、“中退したとして、自身は今後、どのようなところで活躍していきたいか”などを、まず明確にしておくほうが良いと思います。

また、中退したいという決断に至ったとしても、すでに、相当の時間を大学院での学びに費やし、多くの得ているものもあると思います。大学院で得たものは、実社会でも役立つことが多いと考えられ、特に、課題の発見、解決能力というのは、どのような分野に就職するとしても活きる能力でしょう。

また、どうしても“中退”というイメージから、就職活動を行うにあたり、不利になる点もあるでしょう。であるからこそ、他者よりも一歩先に活動を始め、よい就職先をみつけられるよう、少しでも早く活動を始めましょう。

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